■「何もないです。悔しいです」

 試合後にはピッチに横たわるなど、悔しさを爆発させた。目をタオルで隠したが、そのタオルを取ったときには涙がこぼれ、目が赤く充血していた。頭の中で何を考えていたかについては「何もないです。悔しいです」と内に秘めたものの、その気持ちの強さは明らかだった。
 今大会を振り返って、「すごく成長した。自分も成長しましたし、たくさん試合に出て、いろんな国の選手と対戦できて楽しかったですし、それでも優勝できなかったのは悔しいですけど、今後の自分のサッカー人生に生かしたい」と話す。
 そして、「すぐに切り替えることは難しいとは思いますけど、次の鹿島戦はビッグゲームになると思うし、そこまでには切り替えてしっかりと。もう今年はJリーグとカップ戦がまだあるので、この悔しさを晴らすしかない。しっかりと戦い抜きたい」と気持ちを新たにした。
(取材・文/中地拓也)

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