現地４月２８日、チャンピオンシップ（イングランド２部）の第４５節が行われ、リーズ・ユナイテッドが４−０でブリストル・シティに快勝した。その先制点となったサッカー日本代表ＭＦ田中碧のゴールが話題となった。
本拠地エランド・ロードでの一戦。前節の勝利でプレミアリーグ昇格を決めたものの優勝のためには負けられない中、田中はこの日も２ボランチの一角でスタメン出場した。そして０ー０で迎えた前半２１分だった。
左コーナーキックからの流れ。最初のクロスをファーサイドからヘディングで折り返した田中は、相手ＤＦ陣がクリアする間に存在を“消す”。そしてクリアボールを拾ったＭＦマノル・ソロモンが左サイドから右足クロスを再びファーサイドに送り込むと、完全にフリーとなっていた田中が反応。山なりのボールで目の前には相手ＧＫが迫った状況で、田中は落ち着いて右足ダイレクトでニアサイドをグラウンダーで射抜くテクニカルなシュートでゴールネットを揺らした。
田中にとってこれが今季リーグ戦５得点目。スタジアムが大歓声に包まれる中、田中は満面の笑顔でのガッツポーズ、そしてピッチに滑り込む。そこにチームメイトたちが次々と駆け寄り、田中の“愛されっぷり”が伝わるゴールセレブレーションになった。
