後藤健生の「蹴球放浪記」第262回「ビールに関するサプライズ」の巻(2)記憶に残る南野拓実「北朝鮮戦2度のPK」とミャンマーの「欧州仕込み」ワインとビールとパス・サッカーの画像
準々決勝で北朝鮮と対戦した日本。その試合でPKを「2回」蹴ったのは、南野拓実だった。撮影/渡辺航滋(Sony α‐1使用)
■【画像】欧州仕込みで「実に美味しかった!」ミャンマー・ビール

 世界の国々でサッカーを観戦することは、生き残る術を身につけることでもある。蹴球放浪家・後藤健生が長年のサッカー放浪で学んだのは「ビールの重要性」だ。世界中で愛されるビールを通じて知った、訪れた国々の「衝撃の真実」!

■軍事政権下の「アルコール」の味

 2014年秋にミャンマー(旧ビルマ)に行きました。AFC U19選手権(現U20アジアカップ)があったのです。翌年のU20ワールドカップのアジア予選を兼ねた大会です。ミャンマー最大の都市であるヤンゴン(旧ラングーン=旧首都)と現在の首都ネピドーが会場でした。

 ネピドーは軍事政権が建設した人口都市。軍事パレードに使うためか、やたら道幅が広い道路ばかりで、人の生活感はあまりない都市でしたが、庶民的なマーケットを見つけたので、雑貨屋でビールとワインを買ってきました。もちろん「話のタネに」と思って、どちらもミャンマー製です。

「さて、ミャンマーのアルコール類はどんな味かなぁ」と思って飲んでみたら、これがビックリでした。

 どちらも実に美味しかったのです。

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