■ロングキックを「ワンタッチ」でコントロール
だが、次のゴールを奪ったのは、ガンバだった。15分、横浜のフリーキックをキャッチしたGKの一森純がすぐさまロングキック。
高弾道で風に乗ったボールの落下点に走り込んだ山下諒也は、ワンタッチでそれをコントロール下に置くと、ワンバウンドした場合の処理に備えて出ていたGK市川暉記の位置を見て、ループシュートを選択。ペースを握られていたガンバがワンプレーで同点に追いついた。
横浜は後半、左サイドで複数人がボールに絡み、そこから福森晃斗のクロスへとつないで勝ち越しを狙う。一方のガンバは攻守の入れ替わりから同サイドを山下や満田誠、半田陸が押し返し、ロングカウンターでゴールを狙うという構図に。
中盤から終盤にかけて、ガンバは満田のボール奪取と運搬、スペースの利用のうまさが光ったが、逆転のゴールは生まれず。
両者ともに2点目を目指し続けたままタイムアップ。負けられない理由が交差する一戦は、勝ち点1ずつという結果となった。
■試合結果
横浜FC 1-1 ガンバ大阪
■得点
7分 ンドカ・ボニフェイス(横浜)
15分 山下諒也(ガンバ)