■一言では表せない試合時の仕事内容
4月23日、チームはサウジアラビア・ジェッダ市内でACLEファイナルズにおいての初めての練習を行った。その際、松坂氏はジャージを着てポールやコーンなどの運び込みもしていた。
「今日は時間があるので、チームのために雑用はもちろん手伝います」
そう話す一方で、練習前にはすでに、「メディアの入口がどこで、チームはどこを使えて、散水や照明はどうなっているのか、施設の人と会話してチェックしています。写真もチームなどに送っていました」というから多忙だ。
そんな松坂氏だが、ホームゲーム時はメイン側の中央付近にいることが多い。競技運営という立場についているからだ。
この競技運営という仕事も、同時にさまざまなことに対応しなければならない。
ピッチ上でアクシデントが起きたときに、「一番真っ先に審判と連携して対応しなきゃいけない」と話せば、「ベンチに座っていても、今何が起こったのかとか、なんで”今止まってるの?”とか、分からないことがあるので、そこの説明します」とも語る。
また、「試合展開によってはスタッフもけっこうエキサイティングになっちゃうので、そこを落ち着かせることも大事」と話すと、交代のタイミングについてチームとコミュニケーションを取るのも仕事である。さらには、隣に記録係もいて、そこの整理にも携わる。その仕事内容は、一言では表せない。






