
川崎フロンターレがサウジアラビア入りした4月22日、高井幸大は早くもその気候を体感しようと外に出た。「朝15分ぐらい散歩したんですけど、もっと暑いかなと思っていた」と話して、現地の空気を肌で実感しようとしていたことを明かす。
サウジアラビア・ジェッダの日中の暑さはかなり厳しい。外に出れば、痛いほどに強い日差しと熱風が体を覆い、灼熱の中にいるような感覚すら生まれる。しかし、午後7時前に迎える日没を境に気温は急激に下がり、許容できる暑さへと変わる。
川崎フロンターレの練習時間は午後6時からに設定されており、夕日が照らす時間に行われる。準々決勝のキックオフは現地時間19時30分のため、試合開始時間の気温に似た環境でトレーニングが行われていることになる。
試合時間を見据えた時間帯でのトレーニングで選手は暑さをどう感じているのか。
ヨーロッパでプレーしてきた伊藤達哉は、2日目の練習を終えた現地時間24日の練習後に、「日中が暑すぎて、日が暮れてからはまあまあ大丈夫って思えるくらい。思ったほどではないです」と話し、山口瑠伊も、「暑いですけど、そんなにストレスないぐらいの暑さです。日(ひ)がない分、風が吹けばちょうどいいくらいの暑さで、そんなにきついという感じはないです」と話す。
一戦目においては、暑さに対してもうまく対応しながらピッチの上で戦ってくれそうだ。