■吉田明宏社長「フロンターレらしさを海外のピッチ外でも出してくれた」

 川崎フロンターレにとって、ACLE青覇はクラブにとっての悲願。これまで何度も挑戦しながらはね返され続けてきたコンペティションである。
 同時に、チームにとってアジアに、そして世界にクラブの名前を広めること、そして、その活動を広げることは大きな使命でもある。
 吉田明宏社長に話を聞くと、そうした活動は「クラブにとって重要なこと」と話したうえで、「今回の交流は私が何か言ったのではなくて、現場スタッフが率先してやってくれた。そういう空気がクラブにあることがとても嬉しい。フロンターレらしさを海外のピッチ外でも出してくれた」とスタッフを誇った。
 今回の交流実現のために尽力した島貫篤営業リーダーは、「クラブがもっと世界に羽ばたくために何ができるのかを考えただけ」と謙遜したが、「クラブを広めたい」と力強く話した。
 川崎フロンターレはピッチ内外でらしさを見せ続ける。
(取材・文/中地拓也)

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