
J2徳島ヴォルティスのMF岩尾憲が、「県の顔」になった。この大事件に、ファンの間では「県知事まっしぐら」などの声が上がっている。
岩尾は今月18日、37歳の誕生日を迎える。今年でプロ生活15シーズン目を迎えるベテランだ。
ピッチ上では攻守にわたりチームへの献身的なプレーを続ける。また、ピッチ外でもクラブのために協力を惜しまない人柄でも知られる。
その実直な姿勢は外見にもあふれ出し、「課長」とのニックネームも頂戴した。その「課長」が「知事」へと変身するかもしれないとの声がファンの間で広がっている。
きっかけは、関西万博だ。4月13日に開幕した万博では、関西広域連合が「関西パビリオン」を設置。その中で徳島県も「徳島県ゾーン」を出展しているのだが、そのスタッフユニフォームのメイキング動画のモデルを岩尾が務めたのだ。
阿波藍で染め上げられた法被は、豊かな歴史や力強い文化といった、「徳島」を前面に打ち出したものだ。徳島市出身で、現在はなでしこリーグ1部のニッパツ横浜FCシーガルズでプレーする吉田凪沙とともにモデルを務めているのだが、ともに凛々しさが際立っている。