
【明治安田J1リーグ 第10節 FC東京vs柏レイソル 2025年4月11日(金)19:03キックオフ】 撮影/原壮史(Sony α-1使用)
■佐藤恵允らが「強引さ」を発揮
ボールをキープしたいチーム同士の激突となった、FC東京と柏レイソルの試合。
前半は、互いにうまくいかない時間が長くなった。東京は柏の連動に対して前線からのプレスが機能せずに後手に回ったが、一方の柏は最終段階でのアイデアを出すことができずに決定的な場面を作ることができない。
全体的なペースは柏が握っていたものの、東京は1トップの垣田裕暉を木村誠二がしっかりと抑え、柏に得点の気配が増すことを許さない。ボール保持からの崩し、という形が機能しない中でも守備陣が奮闘を見せると、攻撃にも徐々に積極性が伝播する。
東京は佐藤恵允や俵積田晃太が強引さを発揮して、ゴールを目指す場面が出てくるようになった。
すると35分、左サイドから俵積田が持ち込んでシュートを狙うと、DFに当たったボールがゴール前に顔を出していた仲川輝人のもとへ。苦しんでいた東京が先制点を奪い、1-0でハーフタイムを迎えた。