【川崎・竹内弘明強化本部長が語ったACLEとここまでのチーム作り(3)】「鬼木監督がつなげたものをしっかり長谷部さんで形にしてほしい」と話すアジア青覇への想い。「積年の思いは相当あって」の画像
川崎フロンターレの竹内弘明強化本部長と長谷部茂利監督 撮影:中地拓也

 4月13日、川崎フロンターレの竹内弘明強化本部長が取材に応じた。長谷部茂利新監督の下でのここまでのチーム作りと、ACLEについて語った。

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 川崎フロンターレは4月下旬に始まるACLEファイナルステージに挑むため、国内7連戦後にサウジアラビアへ飛ぶ。目標は当然、「優勝」の2文字。アジア青覇を成し遂げていないクラブにとって、新たなタイトルへの想いは強いのだ。
 その気持ちについて改めて聞かれると、こう話す。
「今まで本当に悔しい思いをしてきてますし、10回以上(大会に)出てきた中で、どうしてもベスト8っていうのがクラブの最高成績だった。(2021年のように)あれだけ結果を出していた時でも負けてきてますのでクラブの積年の思いは相当あって、今回そういうチャンスが、久々にベスト8以上で回ってきた。当然、去年の負け方が非常に悔しい負け方だったので、ここに対する思いというのは正直ありますし、やっぱりここまで来れたっていう、鬼木監督(現・鹿島アントラーズ監督)がつなげたものをしっかり長谷部さんで形にしてほしいので、これからが本当の勝負かなというふうに思ってます」
 ACLEを念頭に置いたうえでここまで新しいチーム作りが行われたが、徐々に負傷者も出てきている。その現状については、「怪我人はちょっと想定外のところは正直ありますけれども、ただ、どのチームも最善を尽くしてますけど、こればっかりは避けられないので、総力戦ということで現実として受け止めて進んでます」と話す。

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