■すでに結果を出して「力を証明した」若手も
田中や北川の故障という事情がなかったとしたら、松窪や佐々木のプレー時間はもっと短いものになっていたはずだ。それが、より長い時間プレーさせることができ、しかもプレー自体も予想を上回っていたとしたら、監督にとっては親善試合の結果などよりも大きな意味を持つのだろう。
若手としては谷川萌々子も招集されていたが、ケガのため招集を見送られた。だが、谷川はすでに「シービリーブスカップ」で結果を出して、その力を証明している。
なでしこジャパンは、4月8日にはJーGREEN堺でコロンビア代表とトレーニング・マッチを行うことになっている。
6日の親善試合が引き分けに終わってしまったため、ぜひとも勝たなくてはいけない状況になってしまったものの、「トレーニング・マッチ」という位置づけであり、ニールセン監督はより積極的に若い(経験の少ない)選手を起用するはずだ。われわれも、当分は、なでしこジャパンの試合では、若手の台頭を楽しみに見ていけばいいのだろう。