■「大きく違う」会場数や試合数
「カナダ・アメリカ・メキシコ大会」と、北から順に並べるのがいいのか、英語の国名でABC順に「カナダ・メキシコ・アメリカ大会」と呼ぶのがいいのか、それとも「北米大会」とするのがいいのか―。しかし、「3か国共同開催」と言っても、日韓で32試合ずつ開催した2002年大会と違い、会場数も試合数も3か国で大きく違う。
カナダはトロントとバンクーバーの2会場で、総試合数は13。メキシコはメキシコシティのほか、グアダラハラとモンテレイの計3会場が使われるが、やはり総試合数は13。残りの78試合が、アメリカの11の会場を舞台に行われるのである。
ちなみに、グアダラハラとモンテレイでは今世紀に入って建設された新スタジアムで試合が行われるが、6月11日にメキシコ代表が開幕戦を戦う「アステカ・スタジアム」は1966年に完成した「築60年」という古いスタジアム。1970年大会、1986年大会の決勝戦の舞台であり、史上初めて「3大会のワールドカップで使用されるスタジアム」となる。