
2025年J1・第9節を終了して、3勝1分5敗の勝ち点10で暫定14位という厳しい状況に直面しているガンバ大阪。ここまで15失点という数字が一番気掛かりな点ではあるが、総得点9というのも、上位陣に比べると決して多いとは言い切れない。
横浜F・マリノス、アルビレックス新潟、町田ゼルビア、柏レイソルとの直近4戦を見ても、ゴールを奪ったのは、3-3のドローに終わった新潟戦だけ。それ以外は無得点で敗れている。そこはやはり問題視しなければならない点だろう。
「守備する時間が長かった分、それで体力を削られてしまって、攻撃の時にパワーを出せない状況があったんで、守備に行けるところ行けないところを分けながら、もっと賢く守れればよかったのかなと思いました」と柏戦後に満田誠が話していたが、前線の守備負担が大きすぎるあまり、攻撃陣が息切れになってしまうところは確かにある。やはり全体にもっと押し上げて、主導権を握っていく形を増やすことが、ゴールチャンスを多くするカギになってきそうだ。
そのうえで、得点源を増やさなければいけない。目下、チーム得点王は3ゴールのイッサム・ジェバリ。昨季2点にとどまっていた助っ人FWが好調なのは朗報だ。それに続くのが2得点の倉田秋で、宇佐美貴史、ネタ・ラヴィ、黒川圭介、山下諒也が1点ずつとなっている。