■橘田健人がキャプテンとして手にしたACLE出場権
川崎は4月27日に初戦を迎えるACLEファイナルステージを目前に控えており、町田戦は、その前の7連戦の3試合目。過密日程を乗り切るうえで、そして、アジア青覇のためにも必要な戦力となる2人の状態が気がかりだ。
そして同時に、ACLEの優勝をかけたサウジアラビアでのステージは、2人にとっても大事な大会だったはず。現時点で負傷具合は分からないものの、軽傷を祈るばかりだ。
このACLEは、2023年に川崎フロンターレが天皇杯を制して獲得したACLEの出場権を生かして勝ち上がったもの。23年のキャプテンは橘田で、苦しみながらも1年間走り切ったシーズンの最後に手にしたタイトルだった。
町田戦後に2人はミックスゾーンを通っておらず、状態は分かっていない。また、この試合で顔を負傷した脇坂泰斗も同様に取材対応できなかった。
長谷部茂利監督は試合後の記者会見で、「私の感想としては、怪我人が出て残念、勝てなくて残念、この2つに尽きる。ボールにプレーした中で怪我をしたのだと思いますが、連戦を控えている中で、大きな怪我でなければいいと考えている」とコメントした。
(取材・文/中地拓也)