
4月6日、J1リーグ第9節が各地で行われ、川崎フロンターレはアウェイで町田ゼルビアと対戦した。この試合の前半、2人の負傷交代があった。
試合開始前の時点で2位・3位と並ぶ上位対決となったこの一戦は、序盤から激しい攻防がピッチの上で見られる。しかし前半10分、MF橘田健人が相手選手と接触すると、そのままピッチに倒れ込んで負傷交代。顔を引きつらせ、涙をぬぐうような仕草も見せてピッチから担架で運ばれてピッチの外に出た。その後、立ってコーチングスタッフらと話す様子が見られたが、長谷部茂利監督は交代を決断した。
その橘田に替えて山本悠樹を入れて前半16分に先制した川崎だったが、さらに前半33分、DFジェジエウも負傷交代する。自陣でボール処理をしようとして筋肉系を傷めたようで、そのままピッチに座り込んでしまった。
その際、大きく叫んで悔しさを露わにすると、両手で顔を覆い隠す。中山和也通訳が心配そうな表情を浮かべながらすぐに駆け付けた姿が印象的だった。
ジェジエウは負傷が続いており、これが今季、初めての先発。右ハムストリング肉離れで長期離脱していた中でやっと復帰したばかりだった。