■「『やれる自信』はみんな持っている」
そんな若い選手のいいお手本になっているのが、35歳になってもクオリティの高いプレーを体現し続けている乾貴士だろう。
今季はここまで8試合中7試合に先発。ゴールこそまだないが、2人3人に囲まれても冷静にドリブルで剥がして局面を打開したり、空いたスペースに侵入してシュートを狙いに行くなど、鋭い戦術眼と高度なテクニックは健在だ。
「久しぶりのJ1で楽しくはできてますし、J1経験のある選手も多いので、『やれる自信』はみんな持っている。あとはそれをしっかりプレーに出せるかどうかだと思いますね。
今日もやっぱり勝ちたかった。今季の自分は得点にもあんまり絡んでいないので、そのへんはちょっとずつやっていければいい。実際、チャンスはあったのを外したし、もう1回、練習からやっていくしかないのかなと思います」と後半45分のプレーにとどまった浦和戦の後、乾は毅然と前を向いていた。
今季に入り、乾とともに2018年ロシアワールドカップを戦った川島永嗣(磐田)や柴崎岳(鹿島)がスタメン落ちを強いられ、原口元気(浦和)や香川真司(C大阪)も厳しい立場を強いられるなど、30代以上のベテラン勢が苦境を味わうケースが目につく。