■「これはいいっ!」
当然、最寄りの「アーセナル駅」を利用するため、地下鉄にも乗りました。地下鉄ですから駅にはエスカレーターがあります。そこで、人々が必ず片側に(左側だったように記憶していますが、定かではありません)立っていて、急ぐ人はその脇をさっと歩いて上り下りしていました。
僕は「ああ、これはいいっ!」と感心しました。そして、「さすが文明国だ」とも思ったのです。
都市というのは非常に多くの(何百万人という)互いに見知らぬ人々が密集して生活している場所です。そんな人々が密集しているところで、トラブルもなく、効率的に生活するためにはさまざまなエチケットや暗黙のルールが必要になります。
エスカレーターで急ぐ人々のために片側を空けておく……。これも、社会生活を円滑化するためのルールです。英国というのはいち早く産業革命を成し遂げて、近代的な都市生活を長く続けている国ですから、そういったルールが作られたのでしょう。