サッカーくじ「toto」予想( 第1524回)3月29・30日(2)優勝候補を悩ませる「ピッチ内外の大問題」、多摩川クラシコ通算成績は川崎が圧倒も…「松橋新監督」FC東京に追い風の画像
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 今回のtotoはJ1第7節の9試合と、J2第7節の4試合が対象となっている。過去のデータや直近の様子などから、分析を進めてみよう。

■勝利したはずが…「没収試合」に

 今シーズン開幕を前に、サンフレッチェ広島を優勝候補に推す声は多かった。2022年以降は毎年トップ3に入り、昨季も最後まで優勝を争ったチームとあれば、当然の評価だろう。

 広島は現時点でも、J1唯一の無敗チームとして3位につけている。だが今節、ついに今季初黒星がつくことになりそうだ。

 残念ながら、最近になって広島にはピッチ外での問題が起きている。一番大きなものは、ACL2からの敗退だ。準々決勝第1戦を勝利したはずが、出場資格のない選手が出ていたことで没収試合となってしまった。第2戦も引き分けどまりでアジアでの挑戦を終えた。

 さらに今週水曜日、雨野裕介強化本部長の辞任が発表された。没収試合の責任を取ってのことと推察されるが、ここ数年のチーム強化の功労者の退団は、選手とスタッフに動揺を与えるに違いない。

 また、気になるのが今節対戦する京都サンガF.C.との相性だ。京都がJ1に復帰して広島にミヒャエル・スキッベ監督がやってきた2022年以降、毎年順位は広島が大きく上回りながら、広島の3勝1分2敗とほぼ五分の星。京都のチョウ・キジェ監督がスキッベ監督の母国ドイツに留学していたことも関係あるのか、サッカーがガッチリかみ合ってしまうのかもしれない。

 ピッチ外だけではなく、広島にはトルガイ・アルスランの負傷離脱という大きな痛手もある。今節、軍配は京都に上がることになるだろう。

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