
3月29日、J1リーグ第7節が各地で行われ、川崎フロンターレがFC東京と対戦した。この試合で伊藤達哉がJリーグ初ゴールを決めたが、その“裏”で大島僚太が注目されている。
雨の中で開催された、伝統ある多摩川クラシコ。その試合を最初に動かしたのは川崎フロンターレで、後半10分に山田新がゴールを決める。佐々木旭が入れた右クロスを脇坂泰斗がトラップミスしたものの、そのこぼれを若きストライカーが叩き込んだのだ。
川崎が追加点を決めたのは後半28分で、歓喜をもたらしたのが伊藤達哉。ドイツから逆輸入の形で今季から川崎に所属するドリブラーだ。プロ入りが欧州だった伊藤にとって、初めてのJリーグ出場が今年2月22日の柏レイソル戦で、出場5試合目となったこの試合で初ゴールも記録したのである。
契機は佐々木旭のクロスで、右サイドからのボールをFC東京の選手が頭ではじくも、その落下点に入ったのが伊藤。やや早めのボールをきっちりと右足で合わせ、ダイレクトでゴールネットを揺らしたのだ。