
3月16日に行われたJ1リーグ第6節、サンフレッチェ広島対柏レイソルの一戦は1-1のドロー決着となった。勝利は掴めなかった広島だが、MF東俊希のスーパーボレー弾には大きな反響が寄せられた。
エディオンピースウイング広島での勝ち点10同士の上位対決。両チームともに3-4-2-1システムのミラーゲームとなった中、序盤からハイレベルな攻防が続くと、0-0とスコアが動かないまま時間が経過した。そして迎えた後半27分だった。
後方からのビルドアップでテンポ良くボールを回した広島が、FWジャーメイン良のポストプレーから右サイドのMF越道草太へパスが渡る。そして越道がボックス右から柔らかいクロスボールを送ると、逆サイドでフリーとなっていた東が、迷うことなく自慢の左足を鋭く振り抜く、ダイレクトボレー。ややアウトにかけながら完璧にインパクトした強烈なシュートは、クロスバーを叩いた後に豪快にゴールネットに突き刺さった。
現在24歳の東俊希は、昨季リーグ戦38試合に出場して2得点8アシストをマーク。今季は同ポジションに菅大輝が加入したが、スタメンの座は譲らずにこのゴールが今季初ゴールとなった。