■南米らしい「審判が忙しい」試合

 ボカは、GKがオスカル・コルドバ(コロンビア)、中盤にはベテランのホセ・バスアルドやディエゴ・カーニャ、当時20歳でユース代表のセサール・ラパグリアといった代表級メンバーがいました。

「エスタディオ・グアラニー・アントニオ・フランコ・デ・ミシオネス」という小さなスタジアムは街の中心部にあって、約5000人の観客が入っていました。試合は前半38分にラパグリアが右のバスアルドにサイドチェンジ。折り返しをCFのバリトが決めて、1対0でボカが勝利しました。

 面白かったのは、この試合には第4審判がおらず、メインスタンド側の副審が選手交代を受け付けてボードを掲げる仕事も受け持っていて、とても忙しそうにしていたことです。「どうせ公式戦ではないのだから、交代など審判でない役員が担当すればいいのに」と僕は思いました。

 しかも、さすが南米クラブ同士の試合です。警告のイエローカードも前後半3枚ずつ(両チーム3枚ずつ)と、審判にとってはかなり忙しい試合だったのです。

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