■「ブラジル出身」日本代表が先制

 この年の6月から7月にかけて南米選手権「コパ・アメリカ」がパラグアイで開かれ、フィリップ・トルシエ監督の日本代表も招待されて参加しました。

 日本は初戦でペルーと対戦し、ブラジル出身の呂比須ワグナーが先制ゴールを決めましたが、点の取り合いの末に2対3で敗れ、開催国パラグアイには0対4で大敗。最終戦でボリビアと引き分けただけで、グループリーグ敗退となりました。

 パラグアイ北部のペドロ・フアン・カバジェロという田舎町でのボリビア戦は、濃い霧の中での試合となりました。井原正巳にとっては当時の日本最多の122試合目の国際試合となりましたが、83分に2枚目のイエローを受けて退場となってしまいました。カードを突きつけたのは、2002年の日韓ワールドカップでの疑惑の判定で悪名を轟かせたあのバイロン・モレノ主審(エクアドル)でした。

 決勝戦では、ロナウドやリバウド、カフー、ロベルト・カルロスといった豪華メンバーがそろったブラジルがウルグアイに3対0で完勝して優勝を決めました。

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