
蹴球放浪家・後藤健生は今年2月、中国へとおもむいた。U20アジアカップを取材するためだ。かつては入国することさえ難儀した隣国で感じたのは、中国の大きな変化であった。
■慣れると「手放せない」アリペイ
U20アジアカップ観戦のために中国の深センに行っていたのですが、準々決勝の勝ち抜きを見届けて(準決勝の敗戦は見ずに)香港経由で帰ってきました。
前回、中国に行ったときはアリペイ(支付宝)アプリを持って行かなかったので、現金で支払いをしようとして嫌な顔をされたことがありました。そこで、今回はしっかりアプリを入れて行きました。
ところが、到着初日にはそれが使えませんでした。原因は日本のSIMのままローミングして使っていたためでした。現地用のSIMも用意していたので、そちらに差し替えたらアリペイもバッチリでした。
慣れてしまうと、これは手放せませんね。まあ、日本にいても滅多に現金は使うことはないのですが、アリペイは本当に手軽でどんな小さな店でも使えます。
ちなみに、用意していったSIMも優れモノで、日本のLINEもウィキペディアも自由に使えて、「天安門事件」を検索することもできました。
昔は、中国に行くとネットがつながらないとか、日本のサイトを閲覧できないとか、面倒なものでしたが、世の中は実に便利になったものです。
もっとも、今回は1泊2000円ほどの安ホテルに泊まったので(外国人が泊まれるホテルとしては最も安い価格帯)、ホテルのWiFiは使えませんでした。電波はバチバチに飛んでいたのですが、中国の携帯番号を登録しないとインターネットにつながらないのです。まあ、これもスマホ経由でテザリングをすればすんだので、特に不便はしませんでしたが……。