
今回のtotoはJ1第4節の10試合と、J2第3節の3試合が対象となっている。過去のデータや直近の様子などから、分析を進めてみよう。
■「待ってました」ホーム開幕戦
サッカーでは、ホームチームが有利と言われる。今回、その地の利に背中を強く押されるのは、アルビレックス新潟になりそうだ。
J1以外でも、いまだホームゲームを戦っていないチームが複数ある。北国や、雪の深い地域を本拠地とするチームだ。
そのひとつが新潟である。J1で唯一、ここまで3戦をアウェイで戦ってきた。
しかも今年は、強い寒波が日本を覆い、特に日本海側で記録的な大雪を降らせてきた。アルビレックスは、その被害を大きくこうむってきた。試合どころか、練習を十分にこなすことも不可能で、第3節前日まで大阪で練習することを余儀なくされたのだ。
その新潟が、ようやくホーム開幕戦を迎える。その効果はしっかり表れるはずだ。
そもそも新潟は、ホーム開幕戦に強い。自宅に戻って心身ともにリフレッシュするのだろうか、2021年からのここ4シーズンで、ホーム開幕戦は2勝2分と無敗。2020年には敗れているのだが、コロナ禍において開幕節後にシーズンが中断され、再開となったホーム開幕戦は7月開催と、ふだんと違う状況だった。
今回も、ホームに戻った効果は選手たちの戦いぶりに表れるはずだ。迎えるのは開幕戦では5得点したセレッソ大阪だが、ここ2試合には揺らぎが見える。ここは新潟の勝利で勝負したい。