■J2復帰｢無敗チーム｣が止まる
Ｊ２では、５チームが連勝スタートに成功した。そのひとつが、注目を集めるＲＢ大宮アルディージャである。
昨年、世界に名立たる大企業レッドブルが、Ｊリーグで史上初の単独クラブの外資系オーナーとなった。いわゆる「レッドブル・グループ」の一員となった大宮に、グループにおけるフットボール部門の責任者である、世界的名将のユルゲン・クロップ氏が開幕戦で来場したことも話題となった。
圧倒的強さでＪ２に復帰し、さらに突っ走りそうな大宮だが、今節はつまずくことになりそうだ。ロアッソ熊本が、赤い雄牛の突進を止めるだろう。
対戦成績は熊本が６勝２敗と勝ち越している。しかも、今回対戦するホームでは、熊本が４戦全勝している。
さらに目を向けたいのが、指揮官同士の対戦だ。熊本を率いる大木武監督は、昨年から大宮を預かる長澤徹監督と２０１７、１８年と戦っている。２０１７年は長澤監督率いる岡山が１３位だったのに対し、大木監督のＦＣ岐阜が１８位だったが、対戦成績は２分けだった。２０１８年も、２０位の岐阜を岡山が１５位と通年成績では上回ったが、１勝１分と勝ち越したのは順位が下の岐阜だった。
長澤監督にとって、大木監督は清水東高校の大先輩にあたる。その威光が今回も影響する可能性は漂っており、熊本の勝利を予想する。
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