「車椅子の人も混ざって喜んでる」リーズ田中碧の天王山“劇的89分逆転弾”のスタジアム熱狂ぶりが凄い!「まさにドラマチックな瞬間」「リーズの英雄になってて凄い」の声の画像
リーズ・ユナイテッドに所属するサッカー日本代表の田中碧 撮影:中地拓也

 現地時間2月24日に行なわれたチャンピオンシップ(イングランド2部)の第34節で、首位のリーズ・ユナイテッドが3−1で2位のシェフィールド・ユナイテッドに勝利した。その後半44分に生まれたサッカー日本代表MF田中碧の劇的な逆転ゴールが大きな話題を集めた。

 試合前の時点で勝点差2、負ければ首位交代となる天王山。昨年11月30日の第18節の黒星を最後にリーグ戦15戦無敗(11勝4分け)と快進撃を続けるリーズの中盤の要となっている田中は、この日も4-2-3-1のダブルボランチの一角としてスタメン出場した。試合は前半14分にオウンゴールで先手を許す展開となったが、後半27分にジュニオル・フィルポが同点ゴールを奪う。そして迎えた試合終了間際の後半44分だった。

 右サイドからのコーナーキック。ニアサイドで味方が頭で触ったボールがファーサイドへ。まるで飛んでくることが分かっていたかのようにポジショニングしていた田中が、ヘディングでゴールネットを揺らすと、ゴール裏に陣取っていたリーズサポーターは大熱狂。ガッツポーズ&満面の笑みの田中は、そのままコーナーフラッグ裏の観客席まで走って行き、歓喜の輪の中でチームメイトから揉みくちゃにされることになった。

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