
強風の中で迎えた2月22日開催の川崎フロンターレと柏レイソルとのJ1リーグ第2節。ボール保持率では大きな差が出たが、それはチャンスの差にも表れた。
では、川崎はどのような攻撃を狙っていたのか。川崎のファーストシュートは脇坂泰斗のもので、前半5分の場面。ファンウェルメスケルケン際が3バックの横を突く形でボールを供給し、伊藤達哉が受けるとドリブルを発動。中に運んで、脇坂泰斗に渡したことで生まれたチャンスだった。
立ち上がりにも三浦颯太が必ずしも狙い通りのキックではなかったものの、同じように3バックの横に配球しようとしており、その他の場面も含めて同様の部分が見られたため、ここはチームとしての狙いだったか。また、山田新を背後に走らせる形での流し込みのパスも同様だったと思われる。
柏は川崎の最終ラインに圧力をかけるべく、ウイングバックはやや前目のポジショニング。そのため、その裏を一つの狙いとしていたようだ。
ただし、前半においてはチャンスらしいチャンスを作れたわけではない。終盤に押し込もうとした場面はあったが、狙いを出せた場面は多くなかった。