
2月26日、J1リーグ第3節が行われ、川崎フロンターレはアウェイでアビスパ福岡に逆転勝ちを収めた。その決勝弾をアシストした伊藤達哉のクロスが絶賛されている。
ここまで1勝1分で無敗の川崎が敵地でぶつかったのは、開幕2連敗の福岡。とはいえ、長谷部茂利監督の古巣だからこそ勝利を掴みたい気持ちは強く、金明輝監督はここまで2試合とはシステムを変えて3バックとする。
福岡は先制するも、その後、失点。同点のまま終盤まで推移するが、85分に川崎が逆転弾を叩き込む。途中出場の伊藤達哉が右サイドから送ったクロスを、同じく途中出場のエリソンが頭で合わせたのだ。
右サイドからのクロスという極めてシンプルな攻撃ではあったが、そのクロスが素晴らしかった。伊藤はけっして高くない位置から、右足でクロス。しかも、ステップも足の振り幅も最小限で相手が読みにくいもので、それでいて精度は抜群。相手DFが対処できないほどのもので、エリソンというストライカーにとっては鬼に金棒のものだった。