■勝ちながらの修正と成長
勝負は水物だ。どっちにこぼれるか分からないその勝敗を手繰り寄せようと、両チームは策を練る。システムの変更も、選手起用も、そして、試合中の交代策やセットプレーの準備、コートチェンジなど、対象は多岐に上る。
中3日と言えど、両チームはその一つ一つに対応して試合を展開した。長谷部フロンターレとしては、そうした体験を一つ一つ積み重ねてチームの分厚さにしていく過程の中にあり、勝ちながらの修正と成長は何よりの財産だ。
勝ちながら次なる新たな経験を手にできるか、その機会は中2日でやってくる。舞台は等々力競技場だ。
(取材・文/中地拓也)