■1年通しての過密日程
今、ベンチには大ケガから復帰した山崎大地が入っているが、彼はもともとポテンシャルのある選手。プレー時間を増やし、30代の佐々木翔や塩谷司を確実にバックアップできる存在になるように。出番を与えながら伸ばしていくべき。今季の広島は1年通して過密日程を強いられる。だからこそ、守備陣の底上げにはより一層、注力しなければならないだろう。
まずは直近19日のACL2・ナムディン戦(セカンドレグ)で8強進出を決め、落ち着いてJ1に集中できる環境を作りたいところ。2月の残されたJ1も横浜F・マリノス、清水エスパルスという難敵続きだが、こういう時を好機と捉え、より多彩な選手を使って、チームの幅を広げていくことができれば理想的。就任4年目のスキッベ監督にはより高い領域を追い求めてほしいものである。
(取材・文/元川悦子)