
名古屋グランパスにとって、今季の目標はリーグ優勝。2022年からこのチームを率いる長谷川健太監督にとって4年目のシーズンとなるだけに、その積み重ねを見せたいシーズンとなる。
それだけに、ストーブリーグも順調な時間を過ごした。最終ラインに宮大樹(アビスパ福岡)と佐藤瑶大(浦和レッズ)、原輝綺(清水エスパルス)を獲得。佐藤はビルドアップやロングフィードにも優れる存在だ。また、徳元悠平も完全移籍としている。
前線には、北海道コンサドーレ札幌からFW浅野雄也を迎え入れることにも成功している。浅野はスピードが持ち味のアタッカーで、23年には12得点を記録している。
さらに、不動の守護神だったGKランゲラックが退団したGKには、シュミット・ダニエルを補強。カタールワールドカップの日本代表メンバーにも選出された経験を持つ、現時点で最も強いカードを手にしたことになる。
マーケットにおいては昨シーズンの戦力をベースにさらに層を厚くすることに成功。昨年ルヴァンカップを制してのカップ戦タイトル王者からリーグ戦王者へと前進できるかが注目されており、新体制発表会で指揮官自ら「リーグタイトルに挑戦していかなくてはいけない」と自身にプレッシャーをかけるとしているその戦い方に期待だ。