現地1月26日、オランダ1部エールディヴィジ第20節が行われ、スパルタ・ロッテルダムのMF三戸舜介がAZのDF毎熊晟矢とマッチアップした中で奪った“ニアぶち抜きボレー弾”が脚光を浴びた。
2023年12月にアルビレックス新潟からオランダに渡った現在22歳の三戸と、2024年6月にセレッソ大阪からオランダ移籍を果たした27歳の毎熊の注目の日本人対決。ともに4-2-3-1システムの中で、三戸が左MF、毎熊が右サイドバックとしてスタメン出場し、キックオフ直後から完全に対峙する形となった。
試合は互いに譲らずに前半を0-0で終えると、迎えた後半27分だった。左サイドバックのパトリック・ファンアーンホルトが相手陣内に駆け上がったところから中央にグラウンダーのボールを入れると、中央でMFアルノ・ベルスフーレンが反応し、左前方へ浮き球でのパスを送る。そこに走り込んだのが、三戸だった。
後方から足を止めることなく走り続けた三戸は、ボールがワンバウンドする間にマークされていた毎熊の前に巧く体を入れると、ツーバウンドする前のボールの落ち際を狙い澄まして左足ダイレクトボレー。GKとゴールポストのわずかな隙を打ち破ってゴールネットへと突き刺した。