■「マサイジャンプ」習得でクラブW杯へ

 現在38歳の西川は、2024年も浦和の正守護神としてリーグ戦36試合に出場して存在感を示した。また、クラブで2度の主将移籍があった中で2024年の3人目の主将としてリーダーシップを発揮するだけでなく、ピッチ外でも親しみやすい笑顔で多くのファンと交流した。その“笑顔の交流”は日本に留まらず、まさかのマサイ族訪問で、ファンの想像の斜め上を行くワールドワイドなものになっているようだ。

 2025年の浦和は、リーグ戦13位と低迷した2024年からの巻き返し、そして6月には、リーベル・プレート(アルゼンチン)、モンテレイ(メキシコ)、そしてインテル(イタリア)とのグループリーグから始まるクラブワールドカップに出場する。マサイ族との交流で「マサイジャンプ」を習得した西川の世界舞台での活躍が期待される。

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