■「ヴェルディをまたJ1の舞台に…」

 まだコロナ禍の影響が抜けていなかった(スタンドでの声出し応援は禁止だった)2022年6月、堀孝史監督が率いていたヴェルディは「泥沼」に落ち込んでいた。5月から7試合勝利がなく、4分3敗。3試合連続引き分けに終わったグルージャ盛岡とのホームゲームの後、クラブは監督交代を決断、翌6月13日に城福監督の就任を発表した。

 5日後には、レノファ山口とのホームゲームがある。15日に初練習をこなした後、記者会見に臨んだ城福監督はこう語った。

「ヴェルディをまたJ1の舞台に連れていきたい」

「目の前の試合で勝ち点3を取ることに集中していくが、『新しいヴェルディ』を構築するスピードを上げる。現在の攻撃力を削らないで、いかに守備力を上げるかという考え方より、さらに攻撃力を上げたい。攻撃力が守備力を凌駕するようなサッカーをしたい。近年の流行であるつなぐサッカーのなかで、リスクを背負い、全員が走って勝点をもぎ取る、そういうイメージはできている」

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