■合言葉は「前からのプレッシャーと…」

 私が「城福ヴェルディ」をスタジアムで見たのは、その1週間後、6月22日の第102回天皇杯3回戦、等々力競技場での川崎フロンターレ戦だった。ヴェルディは、その4日前に行われた城福監督の初戦で山口に3-0で快勝していた。エースの佐藤凌我が2点を取り、山口のシュートをわずか3本に抑えての完勝だった。「前からのプレッシャーと奪ってからの裏への飛び出し」が「合言葉」だった。

 そのサッカーを、ヴェルディはJ1王者川崎フロンターレを相手にしても貫いた。前半39分、相手のパスをインターセプトした佐藤がそのままドリブルで決めた1点で、1-0で勝利をつかんだのだ。「腰が引けた試合はしたくなかった。取り組もうとしていることに手応えがつかめてきている」。城福監督はそう語った。

(3)へ続く
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