■中谷進之介のE―1召集が確実視される中で

 中谷に関しては、7月のEー1選手権(韓国)での日本代表抜擢が確実視されるだけに、これまで以上にコンディションを万全にすることが求められる。本人はオフシーズンも個人トレーナーをつけて強化に取り組むということだが、さらなるパワーアップに期待を寄せたい。
 中盤に関しては、ダワンと鈴木徳真のボランチ、山下諒也山田康太・ウェルトンの2列目アタッカー陣が来季も軸を担うと見ていい。12月終盤の時点で新戦力は神村学園高校の超高校級アタッカー・名和田我空や、ロアッソ熊本へのレンタル移籍からの復帰が28日に発表された唐山翔自らわずか。ここからさらに動きがあると見られるが、今季の成長株である美藤倫、松本山雅にレンタルで出ていた中村仁郎らも含め、戦力アップに勤しんでいくべきだ。
 FWも今季はエース・宇佐美貴史への依存度が高かったが、その宇佐美も来年は33歳。現在も負傷離脱しており、2025年にシーズンフル稼働できるかどうか分からない部分がある。今季は体重を絞り、体のキレを出すトライが奏功し、非常にいいパフォーマンスを見せたが、つねに同じ状態を期待するのも酷だ。

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