プレミアリーグの名門リバプールに所属するサッカー日本代表主将MF遠藤航の“偽CB”でのパフォーマンスに対して称賛の声が鳴り止まない。
現地12月18日に行われたカラバオカップ準々決勝で、リバプールは菅原由勢が所属するサウサンプトンと敵地で対戦し、ダルウィン・ヌニェスとハービー・エリオットの得点にで2-1の勝利を飾った。その中で、リーグ戦では途中出場のみの6試合出場に終わっていた遠藤が、10月31日のカラバオカップ4回戦ブライトン戦以来のスタメン出場を果たした。
久々のスタメンとなった遠藤だが、怪我人や出場停止選手の影響によって、本職のディフェンシブハーフではなく、センターバックで出場した。するとCBの位置で自慢のデュエルの強さを発揮して相手の攻撃をシャットアウトすると同時に、攻撃時には中盤の位置まで攻め上がる“偽CB”として完璧に機能してみせた。
象徴的だったのが、前半32分のプレーだ。左サイドでMFアレクシス・マクアリスターからの縦パスを受けたFWコーディー・ガクポが中央にドリブルしたところで、中盤まで駆け上がった遠藤がサポートに入る。そしてガクポからパスを受け、絶妙なタイミングで、絶妙な強さのリターンパス。中央の密集地帯をワンツーで突破し、エリオットの得点へと繋がった。