日本でも多くのクラブにユニフォームを提供するプーマ社が、ユニークな大会を開催した。ユニフォーム人気の世界一決定戦だ。
世界中のサッカーファンにとって、愛するクラブのユニフォームはとても大事なものである。それぞれのファンが、クラブの戦闘服に、大きな自負を抱いている。
その構図は、おそらくクラブや各国代表チームへ愛情を捧げるのと同じものだ。そこでプーマが考案したのが、「ユニフォーム・ワールドカップ」とも言うべき大会だ。
プーマは世界中のクラブに提供しているユニフォームの中から、32のデザインをピックアップ。SNS上で投票を募り、トーナメント形式で世界一を決めることにした。
出場しているのは、マンチェスター・シティのホームモデル、ボルシア・ドルトムントのサードモデル、ペニャロールのホームモデルなど。まさに、ユニフォームによる世界一決定戦である。
この大会には、日本からのエントリーもあった。川崎フロンターレのホームモデルが、アル・ヒラルのホームモデルとともにアジアから参戦していたのだ。
川崎は初戦でシャフタール・ドネツクとの対戦に勝利し、ラウンド16へと進出した。だが、準々決勝進出を懸けた舞台ではインデペンティエンテのホームモデルと激突し、残念ながら8強進出を逃していた。
その後も熱い戦いは続き、決勝はミランとパルメイラスのホームモデル同士の顔合わせとなった。最終的に勝利したのは、パルメイラス。コパ・リベルタドーレスも制して南米王者となったクラブが、世界の頂点に立った。