■ほとんどしなかった抱っこや肩車

 さらに、「腰を痛めてはダメだ」として、「抱っこや肩車も子どもたちにはほとんどしてあげられませんでした」と語ると、「授業参観、幼稚園の行事、何1つ見てあげることはできませんでしたけど、今、そういう犠牲があって成し遂げられたのは家族の支えがあってのことだと思います」とも話している。
 多くの犠牲が伴うトップアスリートの世界。武藤嘉紀にとっては愛する家族との関係に大きな影響を与えていたが、少しだけ、MVP受賞によってそれが報われたのかもしれない。

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