■何としても「勝ち点3」の欲しい試合
ブライトンにとって手痛い敗戦になったと言っていいだろう。
12月5日に行われたフラム対ブライトン戦。敵地のクレイブン・コテージに乗り込んだブライトンは、1−3の敗戦を喫した。試合前の順位は、ブライトンの5位に対し、フラムは10位。上位進出を狙うブライトンとしては、何としても勝ち点3の欲しい試合だった。だが結論から先に言えば、内容を見ても思うようにいかなかった。
ブライトンは開始早々にGKのパスミスから先制点を与え、スタートからつまずく。それでも後半に同点ゴールを奪ったが、良い流れに持ち込めないまま、相手CK時のオウンゴールで逆転弾を献上。さらに追加点を許し、最終的に3失点して敗れた。
後半42分にフラムの3点目が決まると、ブライトンの三笘薫も苛立ちを露わにした。頭を左右に激しく振る三笘。「何やってんだ…」と言わんばかりに、ダメ押しとなった3失点目にひどく落胆している様子だった。
試合後、三笘は静かに試合を振り返った。
「前半は失点以外のところは、すごく優位に進められた。良い流れもありましたし、このまま続けていけば相手も疲労していき、自分たちにチャンスが来るかなと思ってました。だけど後半、自分たちが1点取った後、同じようなプレーができなかった。さらに、自陣でミスをしてまったり、簡単にボールを失ってしまった。CK時のディテールのところもそうですけど、甘さが出てしまったかと。自分たちで試合を難しくしてしまった」