J1鹿島アントラーズのFW鈴木優磨が試合後のインタビューで発した「禊は終了しました」のコメントが大きな反響を呼んでいる。
11月30日に行われたJ1リーグ37節、敵地ヨドコウ桜スタジアムでのセレッソ大阪戦でのことだ。2節前の11月9日の名古屋グランパス戦で自身キャリア初の退場処分を受けた鈴木は、出場停止明けの一戦にスタメン出場すると、1点リードの前半14分にMF柴崎岳の絶妙のクロスボールに左足ダイレクトボレーで合わせて逆サイドネットに突き刺すスーパーゴールを決めた。
そして2-0で勝利した試合直後のフラッシュインタビューだった。俯き気味でカメラの前に登場した鈴木は終始、ぶっきらぼうに質問に答える。だが、出場停止明けの一戦への“想い”を問われると、「退場して非常に反省しましたし、今日、点を取って勝たせたら禊が終わりだと思っていたので、やっと禊が終わったってハッキリ言えます」と吐露。そして自ら背筋を正すようにして「はい。禊は終了しました」と頷いた。
さらに、ここからインタビュアーを務めた藤原美佳アナウンサーが“おかわり”をリクエスト。「大きな声で、もう一回、言っときますか?」とマイクを向けると、それに鈴木は応え、少し口元に笑みをこぼしながら、最後はカメラ目線でゆっくりと「禊は、終了しました」と唱えて頭を下げたのだ。