来季のJ1復帰を決めた清水エスパルスが、J2優勝記念グッズの販売開始を発表した。デザインそのものだけではなく、驚きの値段にも注目が集まっている。
サッカーどころのクラブが、J1に帰ってくる。清水が、3シーズンぶりに国内トップリーグを戦うことが決まった
オリジナル10の一角として誕生直後のJリーグをけん引し、1999年には年間王者の座こそ逃したものの、チャンピオンズカップでジュビロ磐田との歴史に残る静岡ダービーを演じるなど、日本中のサッカーファンを魅了してきた。
2015年に初めてのJ2降格が決まった際には1シーズンでのJ1復帰を果たしたが、2度目のJ2での戦いとなった2023年には、最終節で自動降格圏から後退し、プレーオフ決勝で引き分け、レギュレーションにより昇格を逃すという悔しさを味わった。
J1復帰をまさに命題として戦い続けた今季は、序盤から上位を争い、第9節には首位に浮上。第21節に初めて3位へと後退したが、崩れることなく戦い続け、第36節には昇格を決め、続く第37節には前回昇格時には成し遂げられなかったJ2初優勝を決めた。
その喜びを分かち合うため、クラブはJ2優勝特設ページを作成。動画や画像を用いて、歓喜と感謝の思いを共有していた。
さらには、優勝決定時のセレモニーで宙に舞ったテープを用いたキーホルダーなど、記念グッズも制作された。そして今回、新たなアイテムが加わった。
クラブから発表されたのは、優勝記念スニーカーだ。静岡県内のスニーカーショップと連携し、優勝メンバーである西澤健太も商品企画に参加。非常に力の入ったグッズとなっている。
ユニフォームにも用いられたエスパルスディープシーブルーをベースとしたデザインで、靴紐などにエスパルスオレンジと、クラブのオフィシャルカラーが用いられている。1980年代にプーマからリリースされた「パレルモ」の復刻版であり、スニーカーマニアにとっても見逃せないものになりそうだ。
さらにファンの目を引き付けたのが、その値段だ。税込みで3万5200円。シリアルナンバー付きというこだわりのスニーカーが。300足限定で販売される。