サッカー日本代表MF久保建英が勝利の瞬間に繰り出した感情剥き出しのガッツポーズが話題を集めた。
現地時間11月10日に行われたスペイン1部ラ・リーガ第13節で、久保擁するレアル・ソシエダは、本拠地レアレ・アレーナで首位バルセロナと対戦し、1−0勝利を飾った。その中でスタメン出場した久保は、得点&アシストはつかなかったが、右サイドから幾度となく鋭いドリブル突破を見せて攻撃陣を牽引する圧巻のパフォーマンスを披露し、この試合のマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた。
その試合終了の瞬間に注目が集まった。終了のホイッスルが鳴った瞬間、久保は気迫る表情で雄叫びを上げながら、左拳を力強く天に突き上げた。その前でバルセロナのMFガビが悔しそうな表情を浮かべる中、後方から抱き付いてきた主将FWミケル・オヤルサバルと言葉を交わして勝利を喜んだ。
それもそのはず。今季、開幕から波に乗れずに4勝3分け5敗と黒星が先行していたソシエダが、それまで11勝1敗の高勝率で首位を快走していたバルセロナに勝利した意味は大きく、さらに久保にとってはラ・マシア時代を過ごした古巣との一戦だった。自身4試合ぶりのフル出場で、最後の最後まで走り続けた後に聞いた勝利のホイッスルは“格別”だった。