J2ブラウブリッツ秋田を率いる吉田謙監督の今季最終戦でのロッカールーム映像が“熱い”と反響を呼んでいる。
1965年にTDKサッカー部として創設され、2010年に現クラブ名となってJFL昇格、2014年にJ3参入を果たした秋田は、吉田監督の就任初年度の2020年にJ3優勝を飾ってJ2昇格を果たした。以降、決して強化費、戦力に恵まれていないながらもチーム一丸の戦いを続け、今季はクラブ過去最高成績となるJ2リーグ10位(15勝9分け14敗)で終えた。
その今季最終戦となった11月10日の本拠地ソユースタジアムでの藤枝MYFC戦、今季の戦いを象徴するような粘り強い守備を見せて1-0勝利を収めると、試合後のロッカールームで吉田監督が口を開いた。
開口一番、選手たちを前に「ど真剣に、ひたむきに、ありえないほど泥臭いサッカーをやってくれて本当にありがとうございました!」と頭を下げた吉田監督は、「秋田県って…」と日本最少という秋田県のサッカー人口の少なさを挙げながら、秋田のサッカーを盛り上げるためには何が必要かを説いた。そこで「ひた向きで全力は(サッカーを)やったことのない子どもたちに絶対に伝わる。本気、本心、本音は、子どもの心を動かす」などの熱弁を振るい、選手たちの頑張りを称えている。