11月23日、天皇杯決勝が国立競技場で行われた。ヴィッセル神戸とガンバ大阪とがぶつかった関西対決で、珍しい姿も見られた。
14時キックオフとなったこの試合は、北側サイドにガンバ大阪がサポーターが陣取り、南側サイドにヴィッセル神戸サポーターが位置した。通常であれば、前半は神戸が北に攻め、G大阪が南に攻める並びであったが、コイントスによってエンドチェンジが行われた。
これはG大阪側の選択によるもので、日差しの影響を考慮したもののようだった。というのも、国立競技場はスタジアムの構造上、夕日が差し込む造りになっている。守備をする側にとって、その日差しはかなり致命的。一瞬の隙も許されないファイナルの舞台で、それを避けるためのようだった。
一方で、神戸にとってはその日差しに耐えながら守備をしなければならない。日本代表GK前川黛也は、その対策としてキャップを被ってプレー。前半から好セーブを見せて、無失点で後半へと折り返している。