■「ドローンで偵察もされてたのか」
その白線の直前には、ここまで話題になっていない別なものも映されていた。ドローンである。スタジアムのピッチの上にドローンが飛んでおり、日本の練習を偵察するかのような飛行をしている。
このドローンは練習前にはスタジアム上空を飛んでおり、その不審さで本誌記者も当日に現地で撮影していた。しかし、練習が始まると見えない場所へと移動。練習中はというと、報道陣には非公開となっていたため、ドローンの行方は分かっていなかった。
JFAが公開したこのドローンの映像にはSNS上でも多くの反応があった。
「白線の跡とかドローンとかちゃんとteamcamに残すJFA好き」
「この間のサッカーの中国戦前ドローンで偵察もされてたのかw」
「ドローンやライン変更など、映像に残すの無言メッセージを感じるね」
「しっかりTeam Camで中国のドローン映されててワロタ」
「これアカンのでは?」
「ドローンちらっと写ってたw」
「JFAのYouTubeで日本代表のTEAM CAM見てたら多分中国代表ドローンで偵察してて草。絶対処分しろ。笑」
このドローンが中国側のものかどうかは、明らかになっていない。一方で、JFAが映像に残してそれを公開していることは事実だ。
その練習で森保一監督は選手に対して「いろいろと多分、あると思うので。そういうことも含めて何が起きるか分からないということは、頭の中に入れながらも、その状況で最善の準備をしていくこと」と呼びかけている。
ちなみに、パリ五輪ではドローンを使って対戦チームを偵察したとして、勝点のはく奪処分が下された例もあった。はたして今後、その真実は明らかになるのか。