サッカー女子日本代表“なでしこジャパン”の19歳MF谷川萌々子の美しい直接FK弾に反響が寄せられている。
現地時間11月9日に行われたスウェーデン女子1部リーグの第26節で、谷川が所属するFCローゼンゴードは敵地でユールゴーデンと対戦した。すでに開幕22連勝でリーグ優勝を決めた中、谷川はこの日もスタメンでピッチに立った。そして0−0で迎えた前半26分だった。
ゴール正面やや左、距離約22mの位置で得たフリーキックのチャンス。背番号10の谷川がキッカーを務めると、短い助走から右足でボールを擦り上げるように振り抜くと、GKの目隠し用の味方2人、さらに壁となった相手4人の頭上を越えると、鋭く曲がり落ちる。そして懸命の横っ跳びした相手GKの伸ばした手の先を潜り抜け、ワンバウンドしてゴールネットを揺らした。
今年1月にバイエルン(ドイツ)から期限付き移籍で加入した谷川にとって、これが今季16得点目。試合も3−0で勝利して今季の国内リーグ戦を24勝1敗と圧倒的な勝率を誇ったまま終えると、自身は中盤の選手ながら単独でのリーグ得点王の勲章を手に入れた。