現地10月30日に開催されたイングランドのカラバオカップ4回戦で、クリスタル・パレスが2−1でアストン・ビラに勝利した。その決勝点となったサッカー日本代表MF鎌田大地のゴールシーンが話題を集めた。
この日ベンチスタートとなった鎌田は、2シャドーの一角だったエベレチ・エゼが負傷したことで1−0リードの前半18分からピッチに立った。その直後の同23分に自らのボールロストから同点ゴールを許す展開となったが、1−1で迎えた後半19分に輝きを放った。
チーム全員でハイプレスを仕掛けた中、相手DFからのパスがズレたところを鎌田が見逃さずにカットする。そのままファーストタッチで目の前にいた相手をかわすと、キックフェイトを織り交ぜながら中盤左サイドから中央へ持ち込んで右足一閃。ペナルティエリア外から放ったグラウンダーの鋭いミドルシュートをゴール左隅へ突き刺した。
そしてこの鎌田の会心のゴールを本人以上に喜んだのが、チームメイトである27歳のフランス人FWジャンフィリップ・マテタだった。大歓声の中で“膝スラ”を披露した鎌田に駆け寄り、他の選手たちに混じって熱い抱擁を交わしたマテタは、その“歓喜の輪”が解けた後も興奮冷めやらずに大喜び。鎌田の体を無理矢理に引き寄せると、後ろから鎌田の両腕を握った状態で“バンザイ”ガッツポーズ。敵地まで駆け付けたサポーターへ向けてゴールをアピールした。