オランダでプレーするサッカーU-19日本代表FW塩貝健人が、強烈すぎるゴールを決めた。その規格外ぶりに、目にした日本のファンも驚きの声を上げている。
またひとり、世界を驚かせるサムライが現れた。NECでプレーする塩貝が、衝撃的な欧州初ゴールを決めたのだ。
今年、一気に塩貝の運命が好転した。高校時代までは無名ながら、慶應大学入学後に一気に頭角を現した。今年1月には、まだ1年生ながら卒業後の横浜F・マリノス入りが内定した。
動き出した運命の歯車は、まだ止まらなかった。年代別代表として出場した国際親善大会などで印象的なプレーを披露すると、NECからのオファーが舞い込む。8月には、4年契約でオランダへと渡った。
まだ19歳ながら背番号9を与えられたのは、若きストライカーへの期待の証だろう。まだ先発はないものの、リーグ戦でもベンチ入りし、交代出場で欧州デビューを果たしていた。
そしてついに、渡欧後初となるゴールを決めた。現地時間10月29日に行われたカップ戦1回戦でのズボレ戦で、交代出場からゴールネットを揺らしたのだ。
後半33分に出場した塩谷は延長前半13分、仲間がヘッドで流したゴールキックに反応。ボールに追いつくと、驚きのプレーを披露した。
前を向いてボックス内右端でボールに追いついた塩貝は、おそらくスタジアム中の人をあざむいた。角度的にはクロスを選ぶと思われるポジションだったが、塩貝が選んだのはシュート。しかもニアサイドを抜く強烈な一撃に、相手GKは一歩も動くことができなかった。