11月3日、J2水戸ホーリーホックが“真っ赤な花”の写真を公開した。その意外な贈り主が称賛されている。
この日、各地で行われたJ2リーグ第37節。水戸ホーリーホックはホームゲーム最終戦を迎えた。相手は、モンテディオ山形。J1昇格プレーオフを争う相手との一戦だった。
この試合は、水戸にとって特別な試合となった。というのも、クラブのレジェンドであるGK本間幸司が今季限りでの引退を発表しており、これが最後のホームゲームとなったのだ。
1977年生まれの本間は現在47歳。水戸に加入したのは1999年のことで、当然、クラブ在籍年数では誰よりも長い。今年で26年目という本間は、なんと、この試合で先発出場。実に1年6か月ぶりの出場となった。
その本間がプロ入りしたのは1996年で、浦和レッズがその初めてのクラブだった。1999年途中まで在籍したこのクラブで、出場機会はなかった。それでも浦和はかつて所属した選手の引退を労い、真っ赤な花を贈ったのである。